町指定重要文化財

名  勝

地蔵岩

指定年月日|昭和35年8月30日指定
所   有   地|南 山 田
所   有   者|南山田財産区

地蔵岩は高さ約45m、幅は東西約50mで南北は約120m、上敷約300㎡。方状節理によって方形に割れた石英斑岩の一大露出したもの。

この付近は岩盤が多く露出しており、地蔵岩の下部は多数の転石が地表を覆っている。岩窟には日限地蔵尊が祀られており、かつては修験道の霊場とされていた。

雄虎の滝 

指定年月日|平成20年2月25日指定
所   有   地|宇   内
所   有   者|宇内自治会・石鎚講社

星田川の支流で、3つの滝とそれぞれをつなぐ曲流の川で構成されている。総延長は100mにおよび、県南随一の滝ともいわれている。滝の岩盤は上流が緑色凝灰岩、下流が礫岩という異なる岩石で構成されている点に特徴がある。

雄虎の滝の下流には石鎚山蔵王権現を祀る神社と護摩堂があり、付近一帯は行場となっている。

天然記念物

チシャの木

指定年月日|昭和48年4月11日指定
所   有   地|浅   海
所   有   者|個   人

根回り4.8m。目通り3.3m。樹高12m。樹齢推定400年で、県下で1位と考えられる。

ムラサキ科の落葉高木。主として九州・沖縄・台湾などに分布する暖帯林の植物であり、矢掛町内においてはめずらしい。

カゴの木

指定年月日|昭和48年4月11日指定
所   有   地|横     谷
所   有   者|柏  木  組

根回り4.5m。目通り2.3m。樹高約12m。樹齢推定500年。

クスノキ科の常緑高木で、樹皮が脱落すると、その痕がまだらとなり、鹿の子模様にみえるところからついた名前である。

暖温帯に分布し、本町でも猿掛城址など各所に点々と分布しているが、カゴの木としては県下でも4位の老樹と思われる。

ムクの木

指定年月日|昭和56年3月24日指定
所   有   地|里 山 田
所   有   者|矢 掛 町

根回り5.7m。目通り5.8m。樹高15m。樹齢推定400年。

ムクの木はニレ科に属し、県下でも有数の巨樹で、老齢樹木に登録されている。

幹内は直径60㎝・高さ3mにおよぶ空洞となっている。

ツバキ 

指定年月日|昭和56年3月24日指定
所   有   地|東 三 成
所   有   者|圀 勝 寺

目通り1.86m。枝はり四方9m。樹高8m。樹齢推定300年の、みごとな老木巨樹のツバキである。

4月上旬ごろから中旬にかけて、八重で美しい鮮紅色の花が咲き、落下した花は赤いじゅうたんを敷いたように、まことに美しい。

臥龍松

指定年月日|平成8年4月1日指定
所   有   地|矢   掛
所   有   者|専 教 寺

専教寺の境内にあるマツ科クロマツで、樹形は、南へ向かって地面をはっている枝と北へ向かって長さ16m伸びている枝がある。特に、北へ伸びている枝は非常に優雅で、あたかも龍が眠っている姿を思わせることから、臥龍松と呼ばれている。

木の大きさは目通り2.1m、樹高8m、樹齢300年と推定されている。

ネズの木 

指定年月日|平成10年10月1日指定
所   有   地|矢   掛
所   有   者|内神荒神社

内神荒神社の境内にあるヒノキ科ネズで、目通り2.4m、樹高は16mもあり、推定樹齢400年で、ネズとしてこれほどのものは大変珍しく、立派な大木である。

この木は水に強く、木目が美しいため建築用材としてよく利用されたものであるが、神社の森として氏子が大切に保存してきたことにより、これほどの大木になったものである。別名をネズミサシ、あるいはモロの木ともいう。

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