町指定重要文化財
建造物
小田寺観音堂
指定年月日|昭和37年3月20日指定
所 有 地|小 田
所 有 者|小 田 寺
寺伝によれば、永禄8(1565)年の建立で、当時の様式手法からみてもその建立時期は一致する。ただし、背面の軒下は後の改造。向拝も江戸中期頃の継足とみられる。主体部は側柱に大面取の角柱を用い、堂内は全面に棹縁天井を張っている。
このように一部改造はあるものの、全体として原型が保存されている数少ない室町時代の建築として貴重なものである。
福武家住宅 (主屋・長屋門以外)
指定年月日|昭和63年9月19日(平成4年4月1日追加指定)
所 有 地|横 谷
所 有 者|個 人
福武家住宅は、約1400坪(約4500㎡)の敷地面積をほこり、「主屋」、「長屋門」は江戸時代の大庄屋屋敷の構えをよく残している。
福武家は、毛利氏の家臣・對馬守元重を祖とする旧家である。代々庄屋職をつとめていたが、天保7(1836)年に大庄屋となり、嘉永2(1849)年に庭瀬藩の徒士小姓になったと伝えられている。
主屋、長屋門など主要な建物の建築年代は不明であるが、屋敷構えの格式の高さから、大庄屋になった江戸末期頃のものではないかと推測されている。とくに長屋門は小藩の門に匹敵する規模と意匠をもち、つづく周囲の土塀には銃眼が設けられており、庭瀬藩板倉家の飛び地としての意味も考えられる。
洞松寺 山門
指定年月日|平成13年12月3日指定
所 有 地|横 谷
所 有 者|洞 松 寺
町内最大の山門で、天保10(1839)年に再建された。獅子や獏、渦巻きなどの美しい装飾が随所に施され、窓や柱の形、貫の構造などに禅宗様式をよく表した重層門である。
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建造物
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